恋の心理学/恋の診断/恋の真理

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声の性的魅力 「あなたの声が聞きたくて」は恋する証拠

声色(こわいろ)や声の調子は、性的魅力とも大いに関係しています。俳優や身近な人に対しても、「あの人の声が好き」というのがありますね。反対に、どうしても「あの声が好きになれない」ということもあります。

とりわけ、恋人同士の場合、相手がしゃぺっていることの内容よりも、その声の調子にうっとりと耳を傾けていることがあるものです。わたしたちは「あの人の声が聞きたい」と思うとき、その人に対して大きな信頼と思慕を寄せているのですね。好きな人から「あなたの声が聞きたくて」と言われたら、それは本物の恋心でしょう。「声も聞きたくない」と思うようになったら、その関係は終わりです。

声の調子から感情を読み取る

ところで、言葉は嘘をついても、声の調子には、言葉とは裏腹の気持ちが反映していることがあります。いくら穏やかな声でしゃべっていても、怒りの感情を抱いているときには、その調子に怒りがにじみ出てしまいます。また逆に、嬉しいことがあったとき、たんたんとしゃべっているようでも、その声の調子が悦びを隠せないということもあります。

親切な言葉のなかにも冷たいものが感じられることがあり、ぶっきらぼうな言葉のなかにも、温かみや思い遣りが隠されていることもあります。そして、それらは受け手の側になんとなく伝わってくるものです。

恋の終わりが予感されるとき、「嘘でもいいから愛していると言って」という気持ちがあっても、気持ちが覚めた相手の「愛している」はその声の調子に冷たいものがあることでしょう。声の調子から、「嫌い」という言葉が「好き」という意味に受け取れることもあります。


表情はある程度コントロールできる

表情というものは、ある程度意識的にコントロールできるものです。たとえば、わたしたちは嫌いな相手に対して、かえってにこやかに振る舞うことがあります。そこには表情を繕うことによって、ほんとうの感情を悟られまいとする気持ちが働いているのですね。

ただ、表情で気持を偽っていても、体が外側を向いているとか、帰りたそうな様子をしている、落ち着きのない様子をしているなど、体の向きや身振りが本心を暴露してしまっている場合もあります。

異性からの露骨な誘いに対して、表向きには拒絶できないといった場合、顔ではほはえみを浮かべながら、ボディラングージでは相手から距離をとろうとし、体を背けていることがあります。それを読み取れない人が、立場を利用したセクハラをしたりして、問題になる場合があります。ボディランゲージに疎い人(とくに男性)は気を付けた方がいいですね。

<結論>

言葉は嘘をつくことがあるが、声の調子には本当の感情が現れる。表情は嘘をつけるが、本心は気付かない間に態度に出ていることがある。


テーマ  恋愛心理
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