恋の心理学/恋の診断/恋の真理

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彼女は彼の気持ちが知りたい
彼は彼女に自分の気持ちを語らない


 女性は男性よりも占い好き。
 対面鑑定のキャリアもあり、かつて電話占いを担当したことがあるという占い師さんに聞いたところ、電話占いの利用者の9割以上は女性。男性の相談者は1割にも満たないそうです。

 年齢層は幅広く20代から60代まで(一般に電話占いは無料鑑定の部分もありますが、課金システムになっているので、未成年は申し込めません)。

 相談の内容はほとんどが恋愛。結婚の悩みというよりも、多くが恋愛。恋に年齢は関係ありません。そのなかには既婚者同士(またはどちらかが既婚者)の付き合いも含まれています。相手の方へのほのかな恋心から、実際にお付き合いしている相手とのことでの悩みまで。

 知りたいのは「彼の気持ち」。近くにいる彼、ちょっと疎遠になってしまった彼、けんか別れした彼、付き合っている彼…。彼がいま自分のことをどう思っているのか、知りたいというのです。

 付き合っている彼のことも、彼の気持ちがよくわからいから、占ってもらう。そんなことをしないで、彼に直接どう思っているのか聞けばよさそうなものを、なぜ「占い」なのでしょうか?

 男性は自分の気持ちを表現しない。
 個人差は別にして、男性と女性ということで比べてみれば、女性は自分の気持ちを表現しますが、男性は自分の気持ちを表現するのが苦手な人が多いようです。というか、あまり自分の気持ちを言葉で表さない。

 その理由の一つには、子供のころから、男の子は感情をあまり表にだすものではないというふうに育てられてきたからというのがあるかもしれません。

 女の子は「好き」とか「嫌い」とか、「うれしい」とか「かなしい」とか「寂しい」とか、感情を表に出すことがマイナスではありません。むしろ「女の子らしい」とみなされることが多いでしょう。しかし、男の子がそんなふうな感情表出をすると、「女みたいだ」と言われかねません。

 また、もともと、子供を産み育てる機能を持つ女性は、細かい感情の機微を受け止め、理解し、表現する能力が男性よりも優れているという考えもあるようです。脳の機能に男女差があるという学者もいます。

 いずれにせよ、女性は好きな人と気持ちの通じ合う付き合いをしたい。自分の気持ちを彼に伝えたいし、理解してもらいたいし、自分も彼の気持ちを知りたい。愛とはそういうものだと思っているわけです。

 ところが、多くの男性は、言葉で自分の気持ちや感情をとらえ、表現するのが苦手です。じっさい自分がどう感じているのか、自分ではわかっていない場合すらあるようです。


 男性は気持ちを行動で表す。
 男性は自分の気持ちを行動で表すことになります。好きになったら行動に出るわけで、女性が「わたしのことどう思っているの?」「わたしのこと好き?」と尋ねたとしたら、「好きだから付き合ってるんだろう」と思っているわけで、それをわざわざなぜ、言葉にしなければならないのかわからないのです。

 女性が付き合っている男性に、自分の気持ちを理解してもらいたくて、ちょっとした悩み事や友達関係や職場での愚痴をこぼしたとします。そうすると、男性は「おれにどうしろっていうんだ」といった反応をしやすいですね。女性の方は、どうしてほしいとも言っていないわけで、ただ話を聞いてもらいたいだけなのに。

 女性はなぜ話を聞いてもらいたいのかということ、自分の気持ちを知ってほしいから。でも、男性にはそのことがわからないのです。しかも、男性は自分の気持ちを語らない(語れない)ので、女性は「彼の気持ちがわからない」ということになるわけです。

 最近では、いいなと思った相手とつながる方法は、LINEなどSNSでのアドレス交換から、というのが一般的です。これがまた、女性の悩みを増やすもとになっています。

 「彼にメールを送ったのに既読にならない」「既読になっているけど返事が来ない」「返事は来るけど遅い」「3回に1回ぐらいしか返事が来ない」「既読スルーされている」「ブロックされた」

 「いったい彼はどう思っているの?」となるわけです。

 そこで、占い!です。SNSでのやり取りは携帯・スマホを使用することが多いので、占いサイトにもわりあい抵抗なくアクセスできます。電話占いなら顔を合わすこともないので、面と向かっては話しにくい、既婚者同士(もしくはどちらかが既婚者)の恋愛の納屋になども話しやすいようです。

 では、占いで彼の気持ちはわかるのでしょうか?
 彼が自分では語らない、あるいは語れないのかもしれない、「彼の気持ち」が、占いで本当にわかるのでしょうか? また、彼の気持ちを占ってもらうなら、どんな占いがいいのでしょうか?





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