未来の恋人はあなたのすぐ近くにいる？！
ひょっとしたら、この世界のどこかに、もしかしたら地球の裏側に、まだ見ぬ恋人が自分を侍っているのかもしれない……。そんなロマンチックな夢をもっているひとには、残念ながらその夢を打ち砕く事実があります。
男女が出会って結婚する確率は、空問的な距離と関係していて、ふたりの間の距離が近い方が一緒になる確率が高く、離れれば離れるほどその確率が低くなることがわかっています。これはアメリカの社会学者が、数千枚の結婚許可証を照会して導き出した結論で、その学者の名にちなんで＜ボサードの法則＞と呼ばれています。
運命の人は近くにいる！それこそが、ロマンチックな現実⁈
ひとは空間的な距離が近ければ近いほど、知りあう機会が多いものです。団地のような共同住宅では、別棟の住人よりも同じ棟の住人との方が知りあいになりやすく、また同じ棟でも端と端というふうに離れたところに住む家族よりも、隣あった家族との方が親しくなりやすいことがわかっています。男女の関係でも同じことがいえるのです。まず、思春期の男女は同じ町に住む男の子や女の子に恋をします。家から離れた学校や職場に通うようになると、そこで知りあった異性と交際するようになります。
キューピットの矢は近くにしか飛ばない！
あなたの末末の恋人は、どこか知らない遠いところにいるわけではなさそうです。もしも、恋人がほしいなら、あなたのまわりをぐるっと見渡してみてください。日常の生活圏のなかに、あなたの恋人候補がいませんか。
恋人や結婚相手を見つけたいなら、日常生活の範囲内で相手を探した方が確率が高いということになりますね。
運命の相手は、あなたの知っているあの人かもしれない！
かつてのクラスメートや地元の同級生、その兄弟友人仲間、同じ職場の同僚や先輩、後輩、ふだん出入りしているお店やあなたの生活と関連のある場所で出会っている人のなかにいい人がいないか探してみましょう。
ある心理学者は「キューピットの矢は最短距離にしか飛ばない」と言っています。愛の神キューピットは、どうやら、あまり矢を射る達人ではなさそうです。