人間性・対人関係編
ケース8～14
ケース８：彼が「そんなの常識だよ」と言うことが、あなたには｢常識｣だとは思えない。
◇｢常識｣とは何でしょう？
これは生まれ育った環境や文化、価値観と関係していますね。彼は「それが常識だよ」という価値観の世界で育ち、「それが常識だよ」という環境のなかで、暮らしているのでしょう。
それは彼にとって、あまりにも当たり前すぎて、その当たり前のことがわからない人や、当たり前のことをやれない人には批判的になってしまうのでしょう。
あなたが彼と同じような「それが常識」というものがあれば、二人は価値観も似ているでしょうからうまくいく可能性が高いです。
お互いにその｢常識｣が近いものでなければ、カップルの付き合いは長続きしないでしょう。ですから、彼の「常識」があなたには「常識」と思えないのであれば、相性は△です。
◇もし、お互いに異なる｢常識｣があっても、そういうことも語り合えて、｢そうなんだ｣「知らなかった」「ぜんぜん違うね」と受け入れ合うことができれば、ふたりの関係はよくなっていきます。
相手の｢常識｣を尊重し、お互いに歩み寄ることができれば、ふたりはきっといいカップルになれるでしょう。
とはいえ、それがなかなかむずかしい場合もあります。「これが常識」と思い込んでいる価値観は、そう簡単に変えられるものではないからです。
ケース９：ケンカになったとき、彼からはぜったいにあやまってこない。
◇彼は意固地（いこじ）な人ですね。つまらないことにこだわって、我を張るタイプです。そんな彼と仲良くやっていくために、いつもあなたが下手に出ているようでは、彼との付き合いはあなたにとって望ましいものではありません。相性は×です。
もし、あなたが彼の顔色を見て、いつも彼の機嫌をとっているようなら、あなたの自己評価が下がってしまいます。この彼はやめたほうがいいです。
◇もっとも、あなたも意固地で、自分からはあやまらないタイプなら。お互い似た者同士で、釣り合っているのかもしれません。ただ、意固地な男女は、ほんとうは仲良くしたいのにできなくて、消滅してしまう場合もあります。
あなたも意固地な女性なら、けんかになったら、かわいく自分から折れていくことで、二人はいい関係になれそうです。
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ケース10：彼の冗談に傷ついたことがある。あとで｢冗談だよ｣と言われても、笑えない。◇彼は思いやりのない人ですね。無神経なところがある人なのでしょう。あなたを傷つけるような冗談を言う人を彼氏にしてはいけません。相性は△。
◇ただ、△にしたのは、あなたが人一倍、傷つきやすい人で、彼には悪気はなかったにしても、すぐ傷ついてしまう人なら、あなたの方が彼にとっては扱いにくい女性ということになりますね。
◇ご自分を振り返ってみてください。
ケース11：あなたが冗談で言ったことなのに、彼がマジギレしたことがある。
◇あなたの言った冗談や他の人の冗談に対して、マジギレする彼は危険です。彼は自分の感情をコントロールできない人なわけですから。
彼はあなたを傷つけます。また、あちこちでトラブルを起こす可能性があります。彼との付き合いでは、あなたが苦労しますよ。相性は△。
◇キレやすい男子のなかには、暴力をふるう人もいるから気をつけてくださいね。デートDV（ドメスティック・バイオレンス）にあったりしたら、傷つくのはあなた。
その彼とは付き合ってはいけません。｢愛しているから暴力をふるう｣なんていうのはウソです。そういう男はたんに、自分の激情をコントロールできないだけなのです。
ケース12：「きみが悪い」といって、暴力をふるうことがある。そんな彼とはいますぐ、別れなさい。絶対×。×××。
ケース13：彼はあなたに自分の子供のころの話をよくする。
◇自分のことをもっと知ってほしい、理解してほしいと思っているのですね。彼とはいい関係が保てそう。相性は○です。
あなたも、自分の子供のころの話をするといいですね。そのころ流行っていたものとか、人気のあったもので、共通の話題がどんどん引き出せたら、お互いにもっと無邪気になれるし、親密度が増すでしょう。
お互いに、楽しかったことだけでなく、つらかったことなども話せるようになると、あなたと彼の心はより通じ合うようになるでしょう。
ケース14：ときどき、「お金貸して」と言われる。
◇ふたりでお茶を飲んだり食事をしたときに、レジで小銭が足りないときに、小銭を貸してというぐらいなら、問題はないでしょう。
◇でも、自分のモノを買うのに、ちょっとお金貸してとか、立て替えてというような彼は、性格的にルーズな面があります。
あなたを自分の都合のいいように利用しているのです。なかにはあなたを財布を持ったママのように見なすマザコン男もいます。わがままな育てられ方をしたのでしょう。言われるままに貸していたら、あなたの財布をあてにし続けるでしょう。付き合っていても、あなたが損をするだけです。相性は△。
それでも、彼と付き合っていきたいと思うなら、｢自分で出して｣とびしっと言うべし。それで、自分のお「貸して」と言わなくなれば、だいじょうぶです。
◇千円、二千円は当然、五千円、一万円という額を平気で｢貸して｣という男とは付き合わない方がいいでしょう。お金にルーズだし、暮らし全体がルーズな人です。
女性にお金を借りておきながら、千円代のお金を「はした金」のように言う男性がいます。自分は大きなお金を鵜がしているんだというような態度です。そういう男性を頼もしいと思う女性もいるかもしれませんが、一緒に暮らすと生活が安定しませんよ。
楽して儲けたいという発想の男性も、あまりお勧めはできませんね。まともに働かない人だったりしたら困ります。あなたが苦労するでしょう。
あなたも彼と同じような金銭感覚なら、相性はいいかもしれませんが、生活は安定しないでしょう。
◇お金のことは、しっかりけじめをつけましょう。彼の金銭感覚を把握しておくことは、一緒に暮らしてOKな相手かどうかをしっかり見抜くことになります。
◇あなたに何十万とか、多額のお金を貸してという男は、これはもう絶対にやめた方がいいです。女性を金づるとしか見ていない男性や、結婚詐欺の可能性もあります。×××。
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