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「男らしい」性格・「女らしい」性格

エニアグラムの9タイプからみた、性格の「男らしさ」「女らしさ」について解説します。

昔から、男らしい性格、女らしい性格と考えられてきた性格があります。男らしい性格といえば、たとえば「勇気がある」「元気な」「エネルギッシュ」「力強い」「意志が強い」「チャレンジ精神がある」「理論的」「客観的」など。女らしい性格といえば、「やさしい」「繊細」「情緒的」「感情豊か」「思いやりがある」「従順」などがあげられます。

時代や社会の変化によって、「男らしさ」「女らしさ」の基準は変化してきているとはいえ、やはり男としてよしとされる性格や女性として望ましい性格のイメージというのは現在でもあるようです。

もっとも、かといって、それが現実の男女に当てはまるかどうかは別問題です。男性でも「女らしい」性格の要素が強い人もいれば、女性でも「男らしい」性格の人もいます。

エニアグラムの9つのタイプは、図の右半分(タイプ1:完全さを求める人、タイプ2:人を助ける人、タイプ3成功を求める人、タイプ4:個性を求める人)がどちらかというと「女らしい」とされる性格の要素をより多く含んでいるタイプ。そして、左半分(タイプ5:観察する人、タイプ6:忠実な人、タイプ7:楽天的な人、タイプ8:挑戦する人)が「男らしい」とされる性格の要素がより強いといえます。

タイプ9:平和を求める人はちょうど頂点にあり、両方にまたがっています。たとえば、タイプ2:人を助ける人の女性は「女らしい」要素が多いので、女性としては生きやすいといえるかもしれません。


「男らしくない」性格・「女らしくない」性格

その一方、タイプ2人を助ける人の男性は女っぽいとか、男らしくないといわれることがあるかもしれません。タイプ4:個性を求める人の男性も、「男らしい」とされるような男として生きるには、生き辛さを感じることがあるかもしれません。

また、タイプ8:挑戦する人の女性はきわめて男性的な性格です。そこで、「女らしくない」「かわいげがない」といわれ、本来の自分の性格をなかなかうまく生かせない場合があるかもしれません。しかし、タイプ8:挑戦する人の男性なら、意志が強く決断力があり、男らしいタイプとされ、自分の性格のことで悩むことは少ないでしょう。

男でも女でも、いろいろな性格の人がいるわけですから、たとえ自分は男なのに男らしくないとか、女なのに女らしくないと誰かにいわれたとしても、それぞれに自分が持っている良さをわかってくれる相手を見つければいいわけです。そして、あなたの性格のよさを分かってくれる人は、かならずこの世のどこかにいるはずです。それが性格の相性というものなのです。

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