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『バチェラージャパン』シーズン1にみる
「選ばれる女」「選ばれない女」



ネタばれあり注意!
まだご覧になっていない方は、視聴されてからお読みください。

IT系のイケメンが選ぶ女性とは?
バチェラーとは独身男性という意味です。『バチェラージャパン』シーズン1では、一人の高学歴エリート・セレブなイケメン独身男性をめぐって、25人の女性が彼のハートを射止めるためにそれぞれの魅力と個性をアピール。バチェラーが候補に選んだ女性には赤い薔薇が渡され、選ばれなかった女性は次々と去っていく。そして、最後に残ったのは・・・という展開。

初回から、毎回毎回、誰に薔薇が渡され、その次には誰が薔薇をもらえずに去っていくのか。見ている方もハラハラドキドキ。回を追うごとに親しみが増す残った女性たちとバチュラーの関係に、女同士の嫉妬もまじって、いったいどうなるの?と目が離せません。しかも、女性ならうっとりするようなゴージャスなデートシーン。

そこで、シーズン1のバチェラーの性格について、ちょっと分析してみたいと思います。30代半ばで未婚、仕事はIT系、いまはフリーということでしたが、そういうプロフィールからすると、頭の回転が非常に早くて、思考能力は高い。おそらく未来志向のポジティブシンキング。女性たちに対する感じのよさは、好き嫌いがあまり表に出ないタイプとすると、感情機能は普段あまり使っていないように見受けられます。だから、誰にたいしてもいい感じでいられます。実年齢よりもずっと若いという印象もありますね。

シーズン2のバチェラーはもっとエモーショナルなところがあり、選ばなければならないというところで苦悩し、涙したりするのですが、シーズン1のバチェラーにはそういうところが見受けられません。思考タイプの男性で顔のパーツの並びがいいと、すっきりしたイケメン顔になります。

人の性格を9つのタイプに分類するエニアグラムの性格類型論では、シーズン1のバチェラーはタイプ7のようにみうけられます。楽天家・頭の回転が速い・同時にいくつかのことをやれるほど器用・先ほども触れたように未来志向です。だから、きっと女性たちも一緒にいると楽しいはず。タイプ7は楽しいことが好き。自分が楽しみたいので、周りの人たちにも楽しんでいてほしい。だから人を楽しませる…。

       
 バチェラージャパンシーズン1

ではでは、こういう男性から選ばれる女とは、どういう女性なのでしょうか?


選ばれそうで選ばれない女性のタイプ 
シーズン1においても、シーズン2においても、ほかの女性たちに微妙な感情の葛藤を植え付ける女性がいました。女らしく、色っぽい媚があり、バチュラーにすっーと身を寄せていけるような女性です。スキンシップに抵抗がないというか、肩や腕を触れたり、パーソナルスペースが狭い。とくに好きな人に対しては、自分からかなり近い距離まで近づいていける。しかも、よく気が利くので、こういう女性は相手に食べ物や飲み物をとってあげたり、相手が少しでも調子悪そうだと「だいじょうぶ?」と気をつかってあげます。

シーズン1にも、シーズン2にも、こういう女性が出てきます。ほかの女性を嫉妬させるような行動をとることもあります。そして、こういうタイプの女性は最初には落とされません。

どういうタイプの男性でも、こういう女性にお別れのバラを渡すのは忍びないでしょう。感情が豊かで、やさしく、よく気が付く、女らしい女。スキンシップもあって、セクシャルなニュアンスもあり、ぬくもりを感じさせる女性。こういう女性を無情に突き放す男は非情な男です!

愛情いっぱい、与える愛が豊かな女性ですが、じつはそれは与えることによってそれ以上のたっぷりの愛がほしい人です。男性は本能的にそれを悟るでしょう。あまりに愛情たっぷりの女性だと、取り込まれてしまいそうです。だから、一時的なぬくもりを得る女性としてはいいけれど、また家庭的な雰囲気なので母親になる女性としてはいいかもしれないけど、やっぱりそこに恋心が強く働く相手を選びたくなるわけです。バチェラージャパンはバチェラーが恋愛感情と結婚相手として望ましいという両面を満たす相手を選ぼうとしているように見えます。

愛情たっぷりの女らしい女はそこでは最終的には残れない。バチェラーには恋の相手よりも色っぽいお姉さん、慰め役みたいに感じられてしまうからでしょう。愛情たっぷりのお姉さんは、愛している、好きという感情をたっぷり表現します。ですが、思考タイプのバチェラーはそういう感情の言語を持っていない。

だから、もしあなたが愛情たっぷりの女性だったとして、自分は最終的に選ばれないのかと絶望することはありません。バチェラーのようなタイプの男性には選ばれないかもしれないけど、別のタイプの男性ならあなたを選んでくれるかもしれませんから。別のジャンルでセレブな男性。たとえば、対人接客業などで、才能を発揮している男性がいいかもしれません。女性に甘えたがる男性を見つけるとよいでしょう。

では、バチェラーに選ばれる女とは?もう、これはシーズン1を最後までご覧になった方はご存知ですが、どうでしょう。彼女が選ばれて納得!と感じられたでしょうか? それとも、「なんで?」と他人事ながら、不満に思ったでしょうか?

お似合いのカップルと思ったという人もいましたが、ある女性はがっかりしたと言っていました。がっかりした方の意見をとりあげてみましょう。一つは年齢ですね。えっ? 結局、若い方がいいわけ!と思ってしまう女性は少なからずいたでしょう。そこでちょっと脱力。視聴者の女性にとっての応援歌にはならない。

おそらく、シーズン2の方が、女性の視聴者には納得の結末だと思います。ここでは、シーズン2のバチェラーの母親が嫌な感じを担ってくれたので、そっちで毒抜きできたというところもありますね。

   バチェラージャパンシーズン2


視聴者にとって期待通りか、期待を裏切った結果なのか 
シーズン1で選ばれた女性は、愛情たっぷりの女性とはまた違ったタイプですが、この人も感情タイプで内に秘めた感情があり、芯は強いところがありそうです。情緒的なニュアンスがあり、自意識は強いというか、あまりされない言い方ですが自意識が高いところがあり、自己イメージへのこだわりも強いはずです。思考タイプのバチェラーの思考法とはだいぶ違っているように見受けられました。相性的にはあまり相性がよくないと判断します。ですので、このカップルのその後について、気になる方はどうぞ、お調べください。

バチェラージャパンはシーズン3やシーズン4も制作されるのでしょうか。だとしたら、バチェラーもいろんなタイプの人を選んでほしいですね。さっきも触れたように接客業系のバチェラーとか、ガテン系の成功者となったバチェラーとか。そしたら、選ばれる女性のタイプの違ってくるかもしれません。

選ばれる女・選ばれない女は、一律に言えるわけではありません。こういうタイプの男性には選ばれるかもしれないけれど、別のタイプの男性には選ばれにくいといったふうに相性があります。

恋の勝利者になるためには、相性のよさそうな人を探すこと。自分ではわからなくても、案外周りの人がその相手を知っていたりするものです。



 
テーマ  相性 /恋愛心理
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