恋の心理学/恋の診断/恋の真理

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ちょっとしたしぐさや身のこなしが恋心を語ってしまう。

言葉だけでは相手のほんとうの気持ちがわからないことがあります。言葉は必ずしも真実を語っているとはかぎらないのです。ひとに対する好き嫌いの気持ちは、うまく隠しているつもりでも、おのずと態度やふるまいに現れてしまうことがあります。ちょっとしたしぐさや身のこなしが、ついほんとうのことを語ってしまうのです。

身ぶりや態度に現れるものは、本人もそれと気づいていない無意識的なものが多いのです。こうしたことばに現れないボディランゲージの意味を理解しておくことは、対人関係を円滑にすすめていくうえでも役に立つことでしょう。ボディランゲージは、ことばによるコミュニケーションとは別に、いろいろなことを物語っています。

好意を示す態度 相手の方を向く

わたしたちは相手に好意をもっているときには、その相手に近づき、自然とからだを相手のほうに向けているものです。何人かの男女に好きな相手と一緒に腰かけているところと、嫌いな相手と一緒のところを演じてもらうという実験では、男女とも好意をもっている相手にはより近づき、前かがみになる傾向があったということです。

また好意をもっている相手と向かい合っている場合には、相手を見つめたり、微笑んだり、うなずいたりといった反応を多く示します。

けれども、相手のいうことや相手に対して否定的な感情をもっているときには、体を外側に向け、相手との距離を少しでも保とうとします。否定的な感情を表す態度には、まゆをひそめる、天井を見つめる、あくびをする、よそ見をするなどの反応があります。これらは冷たい印象をあたえる態度です。

誰かにいい印象をもってほしいと思うときには、できるだけひとが好意をもっているときに示す態度を応用するとよいでしょう。反対に、相手に好意をもっていないことをはっきりと示すには、冷たい印象をあたえる態度をとることです。

言外の意味を語るボディランゲージ 声の調子

言葉はうそをついても、声の調子には、ことばとはまったく逆のほんとうの気持ちが反映していることがあります。いくら穏やかな声でしゃべっていても、その調子には激しい怒りが含まれていることかあり、また、淡々としゃべっているようでも、その声の調子がよろこびを隠せないということもあります。

親切なことばのなかにも冷たいものが感じられることがあり、ぶっきらぼうな言い方にも、暖かい気持ちがにじみ出ていることちあるでしょう。ですから、話していることの内容と声の調子は区別して考えなければなりません。

また、声色や声の調子というものは、性的な魅力とも大いに関係しています。わたしたちは相手がしゃぺっていることの内容よりも、その声の調子に耳を傾けていることがあるものです。

表情というものは、ある程度意識的にコントロールできるものです。たとえば、嫌いな相手に対して、かえってにこやかに振る舞うことがあります。そこには表情を繕うことによって、ほんとうの気持ちを悟られまいとする気持ちが働いているのです。

異性からの露骨な誘いに対して、表向きには拒絶できないといった場合、顔ではほはえみを浮かべながら、ボディランゲージが嫌いな相手に対しての反応を示していることがあります。相手によっては、ことばや表情に表わせないことを、ボディランゲージでそれとなく伝える事も必要になってくるでしょう。

好意的な態度にも否定的態度にも女性は敏感

男性と女性を比べれば、一般的に女性の方がボディランゲージには敏感なのではないでしょうか。ときに敏感過ぎて、彼の態度の意味を過剰に読み取り、「彼はどう思っているのかしら」「気を悪くしたかしら」「わたしのこと好きじゃないのかな」「彼女に気があるそぶりをしているよう見える」など、気をまわしすぎてしまうこともありますね。相手の態度ふるまいをよく観察しましょう。観察することと、想像をたくましくすることとはまったく異なるものです。恋する女であっても、観察眼は失いたくないもの。

テーマ  恋愛心理
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