恋の心理学/恋の診断/恋の真理

2018年6月26日(火)
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幸福な結婚とは?


誰でも幸福な結婚をしたいと願っているものです。
物語はふたりが結婚すれば「めでたし、めでたし」で終わるわけですが、結婚生活はそこからが始まりです。

夫婦の性格をはかる物差しのひとつに、かつて心理学者詫摩武俊教授らが行った結婚幸福度の調査があります。調査では全国の既婚女性1500人をを対象に、結婚を後悔しかことがあるか、もう一度生まれたら同じ相手と結婚するか、離婚を与えたことがあるかといった質問のほか、家計の取り扱い、子供の世話、食事、人生観、義理の親や家庭に対する態度、性生活など、家庭生活全般にわたって夫と妻の一致、不一致の程度について調べられました。

幸福感というものは、きわめて主観的なものです。はたからみれば何の不満もなく幸福そうに見えても、本人は不幸だと感じていたり、不幸な状況におかれているように見えても、当人は幸福あると感じていることもあります。

結論からいえば、夫婦の関係や家庭生活全般についての不満度が低く、両者が一致した行動をっているカップルほど幸福度が高いということになります。



漠然とした不安は不幸の根
幸福感の高い人と低い人を比較すると、結婚までの交際期間が楽しく、相手のことが理解でき安心感がもてたという人のほうが、なんとなく相手に不安を感じたことのある人よりも幸福度が高いということです。交際しているときに、ふと相手のことばや態度に漠然とした不安感を抱いたことがあるという人は、結婚しても不幸だと感じていることが多かったというのです。

このような不安感は直観的なものであり、言葉でうまく説明できないものですが、将来の不幸を予感させるものであるということはできます。

ですから、もしあなたが婚約者に不安を感じているようなことがあるならば、無理にそれを打ち消そうとせず、考え直してみた方がいいでしょう。漠然とした不安は不幸の根になります。

それから、結婚までの道のりで話がこじれた人は、順調にいった人よりも、結婚してから不幸と感じていることが多かったということです。

また、実家の両親がうまくいっている人は、幸福感を感じていることが多かったということです。これは情緒の安定と関係があると考えられています。両親がうまくいっていれば、その家庭で育った子供は情緒が安定し、大人になってからも円満な家庭生活が営めるということです。また、自分の父親母親の関係から学習するものがあり、結婚生活を円満に営んでいけるということなのでしょう。

収入に関しては、満足している人のほうが幸福と感じ、不満足な人は不幸と感じている場合が多かったということです。結婚生活が幸福に感じられるかどうかは、経済的な問題がかなり影響しているようです。



結婚生活を不幸と感じていると
結婚生活を不幸と感じているとき、男性と女性では対処の仕方が異なるようです。夫婦間がうまくいっていないと男性は仕事に没頭したり、酒を飲んだり、賭け事に夢中になったり、女性関係をもつなど、外で憂さ晴らしをする傾向があります。それによって不幸感をまぎらわそうとするのです。

ところが、女性の場合は、家庭に束縛されることが多く、とくに経済的に夫に依存している主婦の場合は、憂さ晴らしのしどころがありません。そこで、妻が不幸だと感じている場合には、キッチンドリンカーといわれるようなアルコール依存に向かうケースなどもでてくるわけです。

結婚における幸不幸の度合いは一般的に、男性よりも女性のほうが大きいといえそうです。それは女性の場合、結婚生活が人生の中心であることが多いからです。もし、女性が男性と同じように家庭での不幸感を外でまぎらわすことができれば、経済的に自立していれば、不幸な結婚をあえて続ける必要もないということになるでしょう。生活力があれば、離婚に踏み切ることはわりあい簡単かもしれません。

近頃では、バツイチ、バツニの人も増えています。不幸感を抱えているよりは、思い切ってやり直したほうがいいかもしれませんね。いろいろな事情で、結婚生活に不満を抱えていても離婚はできない、しないという女性も少なくありません。ただ、家庭内離婚のような状態が長く続くと、夫婦ともに精神的にあまりよくないですね。

結婚している女性が不倫関係になりやすいのも、結婚生活に不幸感を抱えている場合が多いようです。夫婦関係が円満で、家庭生活を幸せと感じていれば、不倫する必要もないわけです。不倫の相談に乗ることの多い占い師の先生の話では、結婚している女性で不倫をしている相談者は、結婚生活がすでに子供のために夫とは別れないとか、義務のようなものになっていて、夫との関係が覚めていたり、夫に不満がある人がほとんどだということです。
テーマ  結婚 /不倫
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