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パートナーとしての相性は?:態度や価値観の類似 似た者同士がうまくいく。

結婚相手として、人生のパートナーとして、長続きのする相手とはどういう人なのでしょうか?

まず態度や価値観の類似性というものについて考えてみましょう。たとえば、政治についての態度は急進的か保守的か、宗教についてはどんな考えを持っているか、社会通念に関してはどういう態度でのぞんでいるか、人種的な偏見はあるか、社会的なハンディキャップのある人に対してどういう考えを持ち、どういう態度をとっているかといったことから、金銭感覚や、アルコールはタバコは吸うかといったことまで。さまざまな状況で、さまざまな人々や事柄に対してとる態度があります。


結婚前にふたりの態度がどれだけ一致しているかを知るのは難しい面があります。相手がどういう場合にどういう態度をとるのかは、その場になってみなければわからないこともあるからです。これが意見と態度の違うところです。


態度と意見は違っていて、自分はこういう意見だといっても、じっさいにその場になってみれば、言っていたことととる態度に違いがある場合もあります。たとえば、恋人同士のときには、女性が働くことに理解を示し、家事や介児にも協力的であるようなことを言っていた彼が、いざ結婚してみれば女は家庭にいるべきだという態度を示すようになるということもありうるわけです。相手の態度が結婚前に期待していたものと違っていれば、「こんなはずではなかったのに」ということにもなりかねません。だからこそ、しっかりその人の性格を理解し、基本的にこの人はどういう態度をとりうる人なのかを理解しておくことが大事です。



パートナーとしての相性は態度が似ているカップルのほうが、似ていないカップルよりもうまくいくと考えられています。態度がかけ離れたカップルは結婚してもうまくいかないかもしれません。
 生き方や価値観の問題は、おもに将来の相性と関わってきます。もしお互いに相手の価値観を認められない合、あるいはふたりの生き方や人生の目的とするものがあまりにも掛け離れている場合には一緒に暮らしてもうまくいかないでしょう。


とはいえ、価値観や態度が違っていても、二人の間でうまく折り合いを付けて行くことができれば、うまくいく可能性はあります。たとえば、結婚を約束したふたりが、どういうふうに結婚式をあげようかという問題になったとします。もし、どちらかが親しい友人だけに来てもらって形式ばらないパーティにしたいと考えているのに、相手はホテルの式場で盛大な披露宴をやらなければ恥だと考えていたらどうでしょう? 話がうまくまとまらなければ、先行きうまくいきそうな感じがしませんね。でも、両方の希望を取り入れて、何とかうまく折り合いがつけば、二人は異なる態度を調整していく能力があるので、結婚してもやっていけそうです。


生理的ない相性と生まれ育った環境 うまくいくのは?

男女が一緒に暮らしていく場合の相性は、生理的な相性やこれまで生まれ育ってきた環境、お互いの生き方や価値観なども関係しています。


生理的な相性とはセクシャルな関係がうまくいくかどうかといった問題だけではなく、もっと広い意味で自分とは異なる性をもつ生身の相手をどこまで自然に受け入れられるかということです。もし、結婚前から、相手に対してふと生理的な嫌悪感や不潔感を抱いたりした場合には、一緒に暮らしても生理的に相手を受け入れられなくなる場合があります。相手の食事の仕方や食べ物をロにいれる様子、服装のセンスや体臭のようににじみ出るものに対して、漠然とした違和感を感じるところがあったならば、うまくいかない可能性が高いので、ふたりの関係を見直してみるべきかもしれません。


生まれ育った環境はそのひとの性格や生き方の骨格を形作ってきたものです。ここで問題となるのは、家柄や親の地位、経済力といった具体的な条件だけではなく、もっと基本的な部分での信頼感や愛し方・愛され方の相性といったものです。相手がどういう親に愛情面でどのような育てられ方をしてきたかということがより重要な問題なのです。


もし、相手から冷たい感じを受けたり、ふたりでいても緊張感が張りつめてリラックスできない場合や、これといった理由もないのに何となく相手を自分の両親や親しい友人に紹介しにくいと感じるような場合、あるいはフォーマルな場面に一緒にでることがためらわれるといった場合には考え直してみたほうがいいかもしれません。



 



テーマ  結婚 /相性
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