恋の心理学/恋の診断/恋の真理

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自己紹介では
自分の長所を語ろう


あなたは自分に自信がもてていますか?
 恋人ができないという女性の中には、自分に自信が持てない人がいます。その自信のなさが、恋も仕事も人生全般においても、消極性につながり、本来の自分を生かせず悶々としている場合があるようです。

 子どもの頃から、自分の性格を肯定的に受け入れられ、長所をほめられて育った人は、自然と自分に自信が持てるものです。でも、たいていの人は、大人になるまでの間に、親や学校の先生など、周りの大人から、「こういう性格が望ましい」「こうあるべきだ」「こうであってはいけない」など、さまざまな価値観を植え付けられます。そして、「こういうところがよくない」と、短所を指摘されます。

 そのため、本来の性格や能力が押さえつけられ、本当の自分を出せないままに大人になってしまう人も少なくありません。

 「本当の自分を表に出せば、受け入れられないのではないか」、そういう恐れを強く抱いている人は、頭のなかでたえず「自分はこうあるべき」「こうであってはいけない」という声が聞こえています。その声が強いほど、本来の自分を押さえつけてしまい、人前ではなかなか自然に振る舞うことができません。
 自分が本当は何を望んでいるのか、なにがしたいのかもわからなくなってしまうことがあります。

 恋の場面では、そういう女性とは真逆のタイプの女性がいます。昔から「恋多き女」と呼ばれてきたような女性です。「恋多き女」は、何人もの男性と熱烈な恋をし、生涯、恋の現役であり続けるような女性です。作家や女優、芸術家など、自分の才能を生かし、比較的自由な人生を送っている女性に多いですね。一つの恋が終わっても後悔はせず、また次の恋に情熱を傾ける。それが自分自身の成長の糧ともなり、なかには別れた後も前の恋人や夫と一緒に仕事をしたり、何らかの付き合いがある女性もいます。

 そういう女性は「こうあるべき」「こうあってはならない」自分ではなく、本来の自分を生きようとしています。あるがままの自分を肯定的に受け入れてほしいという欲求が人一倍強い女たちなのでしょう。そこに彼女たちの魅力があります。自由に生きることができれば、恋をすることも多くなる。それだけ、恋の相手とも出会いやすいということなのですね。また、周りの男たちが放っておかないということなのでしょう。異性を引き付ける魅力があるのです。

 何も「恋多き女」である必要はありません。ただ、「こうあるべき」「こうあってはいけない」という思いを振り払い、自分が望んでいること、自分が楽しいと思えること、自分らしいと感じられることなど、もっと自由にやってみてもいいのでは? 

 自分を縛っているのは、親や世間体や周りの人たちだと思っている人がいるかもしれませんが、いちばん自分を縛っているのはあなた自身なのではないでしょうか。あなたはもっと自由に振舞うこともできるのです。


あなたが注目される自己紹介の仕方 
「自分のいいところ」をしつかりアピール

 初対面の人の前で自己紹介をしなければならないとき。恋活や婚活パーティでも自己紹介の場面があるでしょう。あなたはうまく自分のことを話せますか? もし、その場にステキな異性がいたら、その人の関心を引き付けるようなことが言えそうですか? その人に興味を持ってもらえるような自己紹介ができるでしょうか?

 自己紹介は見た目だけではなく、あなたの人柄が伝わる最初のチャンス。初対面の相手に「彼女と話してみたい」と思ってもらえるような自己紹介をしたいもの。人に興味を持ってもらうには、「自分の売り」がどこにあるかを知っておく必要があります。

 でも、「自己紹介をしてください」といわれると、「えっ?」と困った顔をする人がいます。「何をいえばいいの?」「特に紹介するほどのこともないのだけど」とか。自己紹介をするということに、苦手意識を持っている人もいるでしょう。

 自己紹介で何を話せばいいのか思いつかない人は、自分の長所を語ってください。でも、そういうとまた、「えっ?」「長所って何だろう」「わからない」という声が聞こえてきそうです。「短所は思い浮かぶけど、長所なんて思いつかない」という人もいるでしょう。「では」と思い切って長所を語り始めても、いつの問にか短所のように聞こえるいい方をしてしまう人もいます。

 「わたしはわりと粘り強いほうだと思うのですが」「でも、それって単に要領が悪いだけかもしれないですね」といった具合に、話しているうちに、だんだんネガティブないい方になってしまう人がいます。これもまた、自分を縛っていることになりますね。
自己紹介では、自分のいいところや得意なことをアピールしましょう。自分のいいところをアピールすることは、人前でガンガン自己主張し、自慢話をすることではありません。でも、自分の長所を語ることは、自分をひけらかすことだと勘違いしている人は案外いるものです。人前で自分のことを語るのに苦手意識が強い人は、よくそういう誤解をしています。

 じつは自分の長所を語るには、自分のことがわかっていないとできませんね。自分の性格の長所は、おとなしい人でも、「集中力があります」「こつこつものづくりをするのが好きです」とか、自分のできることを言えばいいし、「みんなの前に立つのは苦手ですが、地味な仕事ならまかせてください…」といったふうに、少しユーモアをとりまぜて、自分のいいところを語れるといいですね。

 長所は人によって異なります。あなたの長所どんなところですか? 5つでも6つでも、これが長所と言えるところ数え上げてみてください。得意なこと、好きなことは何ですか? 小さなことでもいいので思い浮かべてみてください。いつだって、自分のいいところに目を向けてください。

 ポジティブなことを語るとき、その人の顔は明るく輝きます。自分についてポジティブに語れば、気持ちいい感じになります。そこから、魅力的な表情が生まれます。
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